文化遺産17個、自然遺産4個の計20個が国内の世界遺産として登録。
手付かずの自然がそのまま残る知床半島。
日本らしい風情を感じさせる日光東照宮。
威風堂々たる外観の姫路城。
先人たちの息吹を感じる白川郷の合掌造り・・。など 誰もが一度は行ってみたいという憧れを持っているはず。
リゾートで働くということは、一時の楽しみの観光とは違い、そこに“住む”ということ。
それは観光に根ざした地域そのものを知るということです。
この機会に数々の世界遺産に訪れ歴史に触れてみませんか?
岐阜県大野郡白川村の荻町地区は、大小百棟余りの合掌造りが数多く残り、
また今でもそこで人々の生活が営まれている集落として知られています。
1995年にはユネスコの世界遺産に登録されましたが、
建物や景観だけではなく、地域に根付く住民同士の相互扶助の営みが高い評価を受けたと言われています。
日本の原風景である農村文化・生活・暮らしを深く感じることができる「日本の故郷」のような場所です。
大小100棟余りの合掌造りが数多く残り、また今でもそこで人々の生活が営まれている集落として知られています。
屋根の傾斜をきつく取ることで、雪が屋根の上に多く積もらないようにして、屋根からの雪おろしの回数を減らせるようにしています。
まさに先人の知恵の結晶ですね。
かやぶき屋根で燃えやすい合掌造り。 毎年、冬を前に地元の消防団員によって訓練が行われます。
栃木県の北西部日光市にある、日本を代表する神社のひとつ「日光東照宮」。創建は1617(元和3)年で、徳川初代将軍・徳川家康が祭られています。
現在見られる社殿群のほとんどが1636(寛永13)年に建て替えられたもので、これらの貴重な社殿群は1999年に世界文化遺産に登録されました。
黄金に輝くこの門は、国宝に指定された日本を代表する最も美しい門といわれています。匠の技が光る数々の繊細な彫刻により構成された門は、いつまで見ていても見飽きないので「日暮の門」とも呼ばれています。
三猿が有名ですが、全部で8面に16匹の猿の彫刻があります。母猿と子猿を描いた母子の彫刻から始まり、三猿を描いた幼児期、そして大人になるまでが各面に描かれ、これらはそれぞれ人生の教訓を表しています。
神社で五重塔があるのは大変珍しく、全国で日光東照宮を含めた3社だけ。高さは36mで、極彩色の日本一華麗な五重塔といわれています。
国宝姫路城は1993年12月、奈良の法隆寺とともに日本で初の世界文化遺産となりました。
「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城は白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5重6階地下1階の大天守と東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。
姫路城の大天守は、慶長14年(1609年)に建築されたもの。
400年以上が経過した現在でも、その美しい姿を残しています。
日本三名城のひとつに数えられている姫路城。白く美しい外観は別名「白鷺城」とも呼ばれるほどで、昼間はもちろん夜間のライトアップも幻想的です。城内ではARで再現したバーチャル空間を楽しむことができます。
姫路市立美術館は姫路城の東側に位置する、赤いレンガ造りの建物が印象的な美術館です。姫路城を背景に赤レンガの建物がたたずむ姿は、ここでしか見られない風景です。
滝を配した大池のある庭・潮音斎、姫路城の隠れたビュースポットでもある築山と大池の庭などのほか、趣の異なる9つの庭を巡ることができます。江戸の庭園を彷彿とさせるその情景で、ロケ地として使われる事も。